きらっせネット歴史館


旭市内。落花生の碑がある。

江戸時代の寛文年間(1661〜1673年)、この周辺に広がり「椿の海」と呼ばれた湖の干拓後、三重の伊勢神宮から勧請された由緒ある神社です。旭市の国道126号線沿いにあります。近くには現在ベビー用品店西松屋ができました。
ここの神宮で行われる神楽は、現在でもこの地区の中学生・高校生に教え伝承保存され、祭礼の日に奉納されます。
 当日は、11時頃から、神社と共に伊勢より移ってきたと伝えられている薄田家から、猿田彦を先頭に出演者と神楽師、稚児の一行が神社へ向かう御練りから始まります。(写真下)昼過ぎから神楽が開始され、「猿田彦」「細女」「オカメ」「手力雄命」「八幡」「荒神」「榊葉」「田の神」「保食神」「種子蒔」「鯛釣」「出雲切」など12座と、「扇の舞」「弊束の舞」の稚児舞が、間に休憩をいれながら夕方まで続きます。太鼓、鼓、笛による古式な演奏も、その音曲は神楽をさらに引き立てます。この「鎌数の神楽」は、昭和40年に千葉県無形文化財に指定されています。
2003年の神楽の状況の写真が撮れましたので追加します。一日がかりのイベントなので入場の部分だけにしました。
地元の鎌数の人で落花生の栽培に尽力した金谷総蔵先生を讃える落花生記念碑があります。金谷先生は明治10年(1877)千葉県知事の落花生奨励の話を知り、県より種子二升を譲り受け、二反の開墾地に撒いた。そして、120Kgの収穫を得て、近在の農家に勧めたが、「地上に咲いた花が地下で実るのはエンギが悪い」と、なかなか普及しなかった。 だが、種子や肥料を利息なしで貸し、農民を献身的に説得し、普及奨励に努め、千葉を代表する作物にしました。

匝瑳、海上、香取の三郡にまたがる「干潟八万石の守護神」として信仰を受けている鎌数の大神宮。毎年3月27・28日例大祭が行われ12座の神楽が奉納されます。

交通案内:JR干潟駅下車、徒歩10分